子どもの集中力がない・・・落ちつきがない・・・
それはもしかしたら「ジュースやお菓子」が原因かもしれません。
実は血糖値の上がり下がりの幅と子供の精神状態は大きく関与してきます。
結論から言うと血糖値の上下幅が大きい食べ物を取っている子供は集中力がない、落ちつきがない、イライラ、キレやすい、などの状態になりやすいです。
これは血糖値とホルモン分泌の関係からおこる当然の結果かもしれません。
血糖値が一気に上昇する食べ物を取ると膵臓からインシュリンというホルモンが「血糖値上がりすぎだぞ」という指令をだし急激に血糖値を下げようとします。
この一気に血糖値が上がった時の子供の精神状態は、機嫌が良い、気分が良い、テンションが高い状態になっています。
そして血糖値は急激に大きく上昇した分、急激に大きく下降します。
血糖値が一気に下降すると今度は副腎からアドレナリンというホルモンが分泌されて「血糖値下がりすぎだぞ」という指令をだし急激に血糖値を上げようとします。
この時の血糖値が一気に下降し、そして通常時より下がってしまった時の子供の精神状態は、集中力がない、落ちつきがない、イライラ、キレやすい、などの状態になっています。
アドレナリンはスポーツの試合中など興奮状態の時にも分泌されますが、別名(怒りのホルモン)と言われています。
子供に与える食べ物で気をつけたいことは血糖値を急激に上げるようなものを与えない事です。
どういうものが危険なのかは挙げるときりがありませんが子どもの好きなもので言うと「ジュースとおかし」ですね。特に「人工甘味料」や「ぶどう糖化糖液糖」の入っているものは危険です。
血糖値の上下の起伏が激しい状態が続くと子供の精神状態だけでは留まらない恐ろしいことにもなりかねません。
このサイクルを長年繰り返すとホルモン分泌が低下したり出なくなってしまったりします。今まで頑張ってきたホルモンに見放されてしまう感じですね。
インシュリン分泌が低下すると糖尿病になります。今、子供の糖尿病がとても増えています。アドレナリン分泌が低下すると引きこもり、無気力、鬱、などの症状が出てきます。
ですから親が安易な考えで、「子供がおとなしくしているから」などの考えで「人工甘味料」や「ぶどう糖化糖液糖」の入っているジュースやお菓子を与えることはとても危険なことです。
このようなことが原因で子どもに何かあった場合は完全に親の責任ですね。ある有名な食育の先生はこのようなものを子供に与えるのは「虐待だ!」とまでおっしゃっていました。
完全に与えない事は難しいかも知れませんが、取りすぎないことに気をつける事は今日からでもできますよね。
子供を守るためにも親はしっかりと学んでいかなければいけない時代だと感じます。
~子どもの幸せはママの笑顔から~
伊集院整骨院グループ代表 伊集院