こんにちは、伊集院です。
今月初めにハワイ大学にて人体解剖実習に参加してきました。日本全国からとても意識の高い治療家、セラピスト、スポーツトレーナーなど約50名が参加されてとても勉強になり有意義な時間を過ごさせて頂きました。
まず初めに医学の発展のため、自らのお体をご献体として提供して下さった方、そしてご家族に心より感謝を申し上げます。ありがとうございました。
その名の通り実際にメスを持ってご献体を解剖していくのですが、実際の人体を見てみると教科書の解剖学との違いの多さに驚きます。
当院は産後骨盤矯正の患者様が多くいらっしゃいますので骨盤、股関節、腹部の筋肉、子宮などをしっかりと見てきました。その中でも今日は骨盤について話していこうと思います。
実際に人体の骨盤の関節を見てみると「これ動くの?」と思ってしまうくらい強固な靭帯や結合組織でガッチリと固められています。逆に言うと動いてはいけない構造になっていると言った感じです。
私のフルパワーで動かそうとしても動きませんでした。(実際やってみました、、、)
そこで!
この事実と産後の骨盤を照らし合わせて考えてみましょう。
ご存知の方も多いと思いますが、妊娠中から産後数ヶ月間にかけてリラキシンホルモンが多く分泌されます。リラキシンホルモンの作用は関節や靭帯を緩める作用があります。通常はほとんど動かない骨盤の関節がリラキシンホルモンの作用により緩み動きやすい状態になっているのです。そしてその結果、骨盤が緩み産道を赤ちゃんが通れるようになる訳です。
ここからが大切!!
そして出産直後からリラキシンホルモンの分泌は低下していき、産後6ヶ月くらいの頃にはかなり微量になると言われています。
ということは・・・
妊娠中の体重増加、分娩時の負担、出産直後の育児による負荷とリラキシンホルモンの作用により緩み、歪んでしまった骨盤が、産後6ヶ月の頃には固まってしまう!と言うことになります。
一度固まってしまった骨盤は、私は数ミリくらい動くと関節だと考えておりますが、そうそう大きく動くものではありません。
一般の方の骨盤矯正でしたらミリ単位の矯正で十分です。
しかし産後の骨盤はもっと大きく緩み、歪んでしまっていることもよくあります。
結論を言うと、まだ骨盤が固りきっていない、リラキシンホルモンの分泌が多い産後2~6ヶ月くらいの時期に骨盤を整えておく必要があるということです。
今回のハワイ大学人体解剖実習の経験で、改めて産後骨盤矯正の大切さを実感しました。
~子どもの幸せはママの笑顔から~
伊集院鍼灸整骨院グループ代表 伊集院博
著者プロフィール 伊集院 博
兵庫県神戸市生まれ。千葉県千葉市在住。2007年に千葉市中央区にて伊集院鍼灸整骨院を開業。現在は千葉県で2店舗の鍼灸整骨院とマシンピラティススタジオの代表を務める。
『子どもの幸せはママの笑顔から』をミッションに掲げ、ママと赤ちゃんに日本で一番やさしい整骨院を目指し、整骨院に保育士在籍の無料託児所を併設。託児は保育士がマンツーマンで対応するなどサービス内容も充実している。
産後の腰痛、股関節痛、恥骨痛、尾てい骨痛などの改善や、体型戻しのトレーニング指導には定評があり、産後の不調で来院されるママさんは年間延べ5,000人以上。
著書『ゴールデンライン 美しい姿勢をつくる44のレッスン』
主な資格と実績
- 伊集院鍼灸整骨院グループ代表
- 柔道整復師(国家資格)
- 鍼灸師(国家資格)
- BESJ認定ピラティストレーナー
- ハワイ大学解剖実習終了
- 治療家大學技術講師就任
